ドライマウスを理解することが、対策のはじめの一歩です
ドライマウスは不快感を起こすほど口が渇いてしまう、一般的に起こる状態です。
ドライマウスは市販薬(OTC)や処方薬など多くの薬の副作用で起こることがあります。また、他の疾病によって起こることもあります。
ドライマウスによる不快感は個人個人で違います
ドライマウスによく見られる状態として、口中の乾燥、口臭、唇のひび割れ、喉が渇くせいで目が覚めるなどが挙げられます。
唾液は正常な味覚を保ち、食べ物を噛んだり飲み込んだりしやすくする働きをしますが、十分な唾液が出ていないと「食事」という当たり前の行為が困難になります。
なぜ唾液は大切なの?
唾液は口の中の潤いを保つだけでなく、実はお口の健康全般に役に立っているのです。
- お口を潤し、乾燥を防ぐ
- 消化を助ける
- 味覚を保つ
- 話すことや飲み込むのを助ける
- 口内のpHバランスを中性に保ち、歯を正常な状態に保つ
- 雑菌の繁殖を抑える
- お口の組織を守る
ドライマウスは全身の健康に影響します
ドライマウスにより、不快・わずらわしいと感じるかもしれません。しかし、もっと重要なのはお口の健康に与える影響です。
ドライマウスは、よりリスクの大きいムシ歯や口内感染症につながる恐れがあります。
1Xerostomia, Etiology, recognition and treatment; James Guggenheimer DDS, Paul A Moore, JADA, Vol.134, Jan 2003 (page 5)