常に口の渇きを
感じる状態は
ドライマウスとして
知られています。
とても緊張する状況などで、口内が不快感を感じるほど渇いてしまうという状態は多くの人が経験しているようです。しかし、口が渇いていると感じるのが一時的ではなく頻繁である場合はドライマウスの可能性があります。
ドライマウスは日々の生活に
影響する
ドライマウスに苦しむ人の86%が、毎日その状態に気付くと答えています1。ドライマウスは生活する上で必要な、食べる・飲み込む・話すことなどを困難にするのです。もしこのような状態を経験していなかったとしても、ドライマウス(唾液の不足)が下記のような口腔のトラブルにつながり得ることに注意してください。
- 口臭
- ムシ歯*
- 歯周病
- 口腔感染症
* 最大3倍のムシ歯のリスク2
唾液は口の健康に重要です
一般的に、唾液は1日に1リットルほど分泌されると言われています。500mLペットボトル2本分です。ドライマウスは主として唾液腺から充分な量の唾液が分泌されないことで起こります。唾液が担う多様な機能が低下し、口内のトラブルの原因となります。唾液の役割は、口内の潤いを保つ、安定した状態を維持する、食べ物の消化を促進する、ムシ歯から歯を守る、細菌の繁殖を抑えて口腔感染症を防ぐなどが挙げられます。もし唾液が充分でなかったとしたら、口腔環境がリスクにさらされていることになるのです。
薬の副作用が
ドライマウスの原因に?
多くの人が、ドライマウスの原因が加齢ではないかと考えるようですが、実は少し違います。一番の原因は薬の副作用です3。500種類以上の市販薬・OTC、処方薬がドライマウスの原因となります。一例として、血管収縮剤、抗ヒスタミン剤、鎮痛剤、利尿剤などがあります。更に、服用する薬の種類が増えるほど、ドライマウスになる可能性が高まります。
1 出典 http://www.webmd.com/oral-health/what-is-saliva#1 こちらのリンクをクリックすると、グラクソ・スミスクライングループが管理・運営をしていない外部のサイトへ移動します。
2 Xerostomia, Etiology, recognition and treatment; James Guggenheimer DDS, Paul A Moore, JADA, Vol.134, Jan 2003 (page 5)
3 Cassolato SF, Turnbull RS. Gerodontol 2003; 20(2): 64–77. Turner MD, Ship JA. J Am Dent Assoc 2007; 138(Suppl 9): 15S–20S. Kleinegger CL. J Cal Dent Assoc 2007; 35(6): 417–424.